2021年9月——。
久久理®は、ブランド誕生1周年の節目に、新しい種類のプロダクトを世に送り出しました。
音源付きサスティナブルコスメ『Re-connect sources / -Nature sound-「水音」』。
香りだけでなく、音でも自然界とつながる——。
そんな試みの結実でした。
本記事では、この音源プロダクト『水音』の背景をご紹介します。
奈良吉野天川村という水源地
『水音』の音源は、奈良吉野天川村の自然から採録されました。
上流から下流への水の流れ、森を満たす木々や鳥の気配——。
そのすべてが、音という形でプロダクトに織り込まれています。
天川村は、Essential oil ヒ/hiの原料である「キハダ樹皮」の産地でもあります。
1300年以上の歴史を持つ生薬文化の土壌が、久久理®にとっての水源地であり、音源地でもある——。
そのことが、このプロダクトの出発点でした。
音楽プロデューサー堤氏との協働
『水音』の音源制作を手がけたのは、音楽プロデューサー・堤氏です。
堤氏の手により、奈良吉野天川村の自然音は、単なる環境録音を越えた一編の作品へと編み上げられました。
コンセプトは、「源・故郷である奈良吉野天川村からのストーリーを、この音に込めた傑作のネイチャーサウンド」。
昔も今も変わらずそこにある、水の記憶と感覚へアクセスする構造として設計されています。
大峰山脈というモチーフ
『水音』の世界観の中心には、大峰山脈という霊峰があります。
古くから修験道の聖地として知られ、山伏たちが歩み続けてきた道。
朝靄の中を歩む修験道者の姿、杖に付けた五十鈴の音、ごろごろ水のそばで一息つく時間——。
それらの物語が、そのまま音源の背景に流れています。
久久理®のプロダクトを手のひらに受けながら『水音』を聴くとき、わたしたちは数百年前の山の時間と、今ここの自分の呼吸を、同じ一本の糸で結ぶ体験をすることになります。
「水の記憶と感覚」へのアクセス
『水音』のもうひとつのテーマは、「水の記憶と感覚」という言葉に凝縮されています。
水は、わたしたちの身体の多くを構成する要素でもあります。
その水が、外の自然と呼応し、響き合う——。
そんな体験を、音源は静かに誘ってくれます。
自然界の一部である「わたし」の、ずっと奥深くにある記憶。
そこへ向かうための、小さな扉のようなプロダクトです。
おわりに
『水音』は、単体で完結する音源ではなく、久久理®のプロダクトと共に体験されることを前提に設計されています。
香りと音、手のひらの感触——。
それらが重なり合う数分間の中で、わたしたちは確かに、自然の奥深い水辺に立つことができるのです。